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ルターによる日々のみことば

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2018/8/17 (金) のみことば

ひとりの罪人を天に導くために

あなたはもろもろの敵の中で治めよ。 詩篇110・2

 わたしがあなたに権威をさずけたのは、友や、ばらやゆりの中でではなく、いばらと敵の中で治めるためである。それゆえ神に仕え、キリストに従おうと望むものは、すべて非常な失望と痛みを受けなければなりません。キリストご自身が、「あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、わたしにあってのみ平安がある」と言っておられます。こうして、あなたはもろもろの敵の中で治めよ、ということは神によってさだめられたものにほかなりません。そしてこの苦しみを味わわないものは、キリストの国のものではありません。彼は友の間におり、ゆりとばらの間にすわり、邪悪な人とではなく、聖徒たちとともに住もうと望んでいるのです。

 ああ、あなたはなんというキリストの裏切者であり、神をけがす者であることでしょう。もし、キリストがあなたがしているとおりのことをなさっていたとすれば、いったいだれが救われたことでしょうか。キリストは自らをむなしくして、神の徳と地位と知恵を捨て、罪人とともにいることを望まれました。それは彼らが高められるためです。キリストは罪人をご自分のところに引きよせられたのであって、霊的な人、信仰深い人、正しい人と関係をもとうとされませんでした。これに対して、あなたはなにをしていますか。全く正反対のことです。あなたは兄弟の罪を進んで負おうとせず、自分の義と知恵によってあなた自身を負おうとしています。ところがキリストはご自分をむなしくして、ご自分の義と知恵を捨て、他の人々の罪と不義を背負われました。さあ、あなたがどれだけ忠実にキリストに従っているかを考えてみてください。

 神の子らは悪しき人々と交わることを避けません。むしろ、彼らを助けようと望みます。自分だけ天国へ行こうとせず、できれば極悪の罪人である彼らも連れて行こうと望みます。

詩篇110篇の講解


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