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ルターによる日々のみことば

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2018/2/1 (木) のみことば

自分の肢体を義の僕とする

あなたがたは、かつて自分の肢体を汚れと不法との僕としてささげて不法に陥ったように、今や自分の肢体を義の僕としてささげて、きよくならねばならない。 ローマ6・19

 あなたがたはもはや罪と不法のしもべではないから、身体と肢体、すなわち、肉体的生活と性質をもって、これに仕えてもならないし、従ってもならないということは、理性によってすらもわかります。そして、あなたがた自身を、神とその義に従うためにささげたのであるから、全身全霊をもって主に仕えることは義務であると教えます。このことは、以前には悪をなし、神のみこころと自分の良心に反して生活していた人も、いまやできるかぎり単純、かつ、明白に、信心深く生活し、よい良心をもって神に仕えることを意味します。パウロも、エペソ4章28節に、「盗んだ者は、今後、盗んではならない」と言っております。

 前半にパウロは、あなたがたの目、耳、口、手、足、全身、全肢体が汚れに仕えていたと言っております。同様にして、あなたがたの肢体を不法と、あらゆる悪い生き方、働き方に仕えさせていました。あらゆる策略とだましによって不法に不法を加えていたのです。そこで今、これらをふりかえって、あなたがたの判断と理解に従って考えてごらんなさい。前には、あなたがたは、みだらな、わいせつなものを見たり、聞いたり、話すことが好きであり、それらのものを追い求め肢体を汚れのしもべとしてささげていましたが、いまや、それらを見聞きすると、あなたがたの耳と目は傷つきます。全身は汚れからのがれ、ことばと行ないに純潔になります。それによって、なすことにもなさざることにも、全身、全肢体は義に仕えるのです。

 このために、あなたがたの肢体と身体はきよくなり、神のものとなり、主のためにのみ用いられるようになります。こうした奉仕が続けば続くほど喜びはまし、あらゆる信心深いこと、尊ぶべきこと、ほまれあること、徳と言われること、すべてにおいて神のほまれをあらわすために従順に仕えるものとなるのです。

ローマ人への手紙6・19−23の説教


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