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ルターによる日々のみことば

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2019/11/18 (月) のみことば

新しいからだ

肉のからだでまかれ、霊のからだによみがえるのである。肉のからだがあるのだから、霊のからだもあるわけである。 第一コリント15・44

 わたしたちは、ただこの着物を着ていることができ、神の子の死によってわたしたちを包み、その義によってわたしたちをおおい、まとうことができるならば、このように死に、あわれな罪人として天に移されるであろうことを希望しつつ、今生きております。わたしたちが主のうちにしっかりと立ち、動かないならば、わたしたちの義は非常に大きいので、すべての罪も、それがどのような名称のもので、どのような性質のものであっても、小さな火花のようなものであり、わたしたちの義は海のようであり、わたしたちの死はつかの間の夢かうたた寝にすぎなくなります。さらにわたしたちが非常な不名誉をもって葬らねばならないわたしたちの恥も、「イエス・キリストの義」と呼ばれる栄光によっておおわれます。この義によってあまりに美しく飾られますので、たとえ太陽でもそれを見ると、はじらうほどであり、愛する天使たちも目をはなすことができなくなるほどです。このようにすばらしい美しさによって着飾られますので、死やその他のわたしたちのからだに属するもろもろの汚れは、全く取るに足らないものとなります。

 それゆえ、わたしたちはキリスト者の死を特別に見、死んだキリスト者を、死して葬られた者として数えてはなりません。わたしたちの五感にはそのように見えますし、またその五感の訴えに引きずられている間は、わたしたちは害を受けます。ですからわたしたちは忠実にパウロのことばに耳を傾けなければなりません。すなわち、彼らはキリストとともに眠っているのであり、やがて神はキリストとともに彼らを導き出されるのです。このみことばによって自分を慰めることを学びなさい。このことだけを思いなさい。この慰めで足らないと思うものは、ほかにどんな慰めも喜びも見いださないからです。

1532年の説教から


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