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ルターによる日々のみことば

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2019/3/6 (水) のみことば

神のことばは侮られている

「わたしを捨てて、わたしの言葉を受けいれない人には、その人をさばくものがある。わたしの語ったその言葉が、終りの日にその人をさばくであろう」 ヨハネ12・48

 愛する主は、わたしたちがどんなにみじめで貧弱なものであるかをごぞんじです。わたしたちが聖なる福音の宝をもつまでは、ひとつの誤ちが、いつも、もうひとつの上にころがります。

 しかも、わたしたちが福音を与えられると、もっとおそろしい不幸が起こります。すなわち、あらゆる人は福音を軽蔑し、自分のさいわいのためにこれを受けいれる人はほとんどいないということです。ですから、わたしたちはまったくみじめで貧弱なものです。もし神がみことばを引き上げられるならば、わたしたちはそれなくして生きることができませんし、魂に害を受けることなく生きることができません。その反対に、神がみことばを与えられると、だれもそれを望まないのです。ですから、主なる神が早く最後の日を来たらせて、あらゆるものを滅ぼし尽くされた方がよいのです。なぜなら、恩知らずの世は、恵みによっても、刑罰によっても助けられることがないからです。

 それゆえ、主は再びわたしたちにすすめて、もうひとつの日をさし示して言われます。「きょう、あなたがみ声を聞いたなら、あなたがたの心をかたくなにしてはいけない」。実に毎日が、「きょう」であります。神はこの機会をのがさないようにとわたしたちを招き、すすめておられます。

 そこでわたしたちは、神がこれほどまでにわたしたちに近く来てくださり、わたしたちの家庭に、食卓に、ともにいてくださり、呼ぶ時は、あらゆる助けを差し出し、願い求めるすべてのものを与えてくださる恵みに対して深く感謝しなければなりません。主がわたしたちとともにいてくださるのですから、この愛する客を尊敬し、ほまれを帰さなければなりません。

エペソ人への手紙5・15−21の説教


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