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ルターによる日々のみことば

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2019/9/26 (木) のみことば

教会に与えられた鍵

「よく言っておく。あなたがたが地上でつなぐことは、天でも皆つながれ、あなたがたが地上で解くことは、天でもみな解かれるであろう」 マタイ18・18

 地上でつながれていることは、天でもつながれています。神はここで、地上の聖なるキリスト教会がその審判を正しく用いる時、その審判に自らをつながれます。それで教会の審判は神の審判になります。聖書はここで、主キリストが教会において大いなる霊的秩序を定められていること、主キリストと教会は公の罪と邪悪について、みことばによって責任のあることをつないだり追放したりする力を持っていること、を教えています。キリストはご自身にある力を保持しておくことは言われませんが、教会がつなぐものは、み前につながれるであろうと、言われます。そうです、それだけのことです。

 それゆえ、あなたがたは、罪が公にあるいはその他の方法でさばかれ、あるいはゆるされるのを見るならば、神の民がそこにいることを知るでしょう。神の民がいない所では、鍵もありません。なぜならキリストは彼らを置き去りにしておられるからです。それですから、そこには聖霊が罪人をきよめることができ、キリスト者が、この世においてキリストの下にある一つの聖なる民であることを証明することのできる、公のしるしと聖所がなければなりません。そして自らの罪を顧みないで、きよめられようとする者は、この鍵によってつながれ、鍵をかけられた聖なる民から追放されなければなりません。

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