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ルターによる日々のみことば

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2020/3/4 (水) のみことば

悪魔はみことばを嫌う

「道ばたに落ちたのは、聞いたのち、信じることも救われることもないように、悪魔によってその心から御言が奪い取られる人たちのことである」 ルカ8・13

 これこそ悪魔の真黒なすがた、いやむしろ生地のままの白いすがたです。なぜなら悪魔は光り輝くすがたをしており、わたしたちを汚れた罪にさそうのでなく、不信仰にさそうからです。彼がわたしたちの信仰を獲得した時、戦いに勝利するからです。人は神のみことばをもち、信仰によってそれにすがりつかなければなりません。みことばから離れるままにまかせた時、彼は失われた存在となり、なんの助けもありません。

 それゆえ、悪魔がどのように働くかに注意してください。彼は信仰のみを攻撃します。異邦人、不信仰者、キリスト者でない人々を悪魔は攻撃しません。彼らは、うろこが魚についているように、悪魔に密着しています。ところが、悪魔は神のみことばと、信仰と、聖霊をもっている人々を見る時、彼らを獲得することができません。たとえ彼らがつまずいても、彼らに勝利することができないことをよく知っています。たとえ大きな罪を犯しても、それによって失われることはないことをよく認めています。なぜなら、いつも再び起き上がることができるからです。ですから、悪魔は他の方法を用いて、最善のものを取り去らなければならないことを悟っています。もし魂を攻撃して、みことばに対する疑いをもたせるようにできたら、戦いに勝ったのです。なぜなら、わたしたちが善悪を区別してくださるまことの神のみことばによって生きている時にのみ、たとえ何度つまずいても、神はすべてを最善へと導いてくださるからです。悪魔はこのことを知っていますから、最初にこの点にこっそりと侵入してきます。一度、信仰が破れると、だれも自分の力で悪魔に抵抗することはできません。そこから、あらゆる種類の悪徳におちいることが必至となります。

創世記3章の講解


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