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ルターによる日々のみことば

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2021/10/14 (木) のみことば

礼拝(奉仕)

わたしはかつて祭を守る多くの人と共に群れをなして行き、喜びと感謝の歌をもって彼らを神の家に導いた。 詩篇42・4

 神の群れは、神のことばを聞くためにふさわしいある一定の場所と一定の日と時を必要とします。それゆえ、神は、すべての人が祈りと感謝のためにともに集まる場所で、聖礼典が会衆のために執行されるように定め、制定されました。

 このことによる利益は、キリスト者がともに集まるとき、祈りはほかの時よりもっと力強くなるからです。わたしたちはもちろんどのような場所でも、また、いつでも祈ることができますし、また祈らなければなりません。しかし、全会衆が祈るためにいっしょに集まり、ひとつのみ霊の一致を保っている時ほど、祈りが力強いことはありません。

 そして、わたしたちキリスト者は、どのようなやりかたで、どのような目的で、どのような時に集会を用いるべきか知ることが望ましいと言われています。それはわたしたちがある一定の場所に定められた時に集まって、神の与えてくださったすべての恵みに対して神をたたえ、み栄えを帰することに心を合わせると同時に、神のことばを学び、聞き、自分や他の兄弟の一般的な願いや特別な願いをたずさえて、強力な祈りを神のみ前に至らせることを意味しております。これこそ、まことの礼拝と呼ばれるものであり、神のみこころにかない、神のみ前に喜ばれる礼拝です。

 このような集会とか、教会の集まりでなされることは、すべてきよく純粋で信仰に満ちており、神がまことのきよさのうちに礼拝され、人が救われるきよい安息日であります。

1544年の説教から


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