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ルターによる日々のみことば

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2022/12/20 (火) のみことば

光の子ら

昼歩くように、つつましく歩こうではないか。 ロ−マ13・13

 だれでも、昼間にやみの行為はしません。隣人の前で恥ずかしいのです。それゆえ、あらゆる人は正直であるかのように見えます。一方、「夜は恥を知らない」ということわざがあります。これは真理であってこのために、昼は恥ずかしく思う行為を、夜するのです。昼は純潔で、わたしたちが名誉の道を歩むようにさせます。これと同様の生活をキリスト者も行なって、世界中の人に見られても、自分の行為になんの恥ずかしさも感じる必要がないようにふるまわなければなりません。なぜなら、もし自分の行為があらゆる人の前に公然と見られたり、聞かれたりすることを、いやがるような生活や行為であるならば、それは決してキリスト者の生活ではないからです。

 ここに、目を覚まして、光の武具を身につけなさいというすすめと警告が、いかに必要であるかという理由があります。この場合、何人のまことのキリスト者が、自分のすべての行為を、光の中に照らされることをゆるせるでしょうか。一方、隣人の前にわたしたちの歩みをそのまゝ見せることができないとすれば、そういう偽善者として生きているキリスト者の生活とは、いったい何でしょうか。実際のところ、わたしたちの歩みはずっと前から、神と天使とすべての被造物の前には、ありのままに知られているのであり、やがてさばきの日には、すべての人に知られてしまうのです。それゆえ、キリスト者は、すべての人にも、さばきの日にも、知られることを願うような生活をすべきです。光の子らしく歩きなさい(エペソ5・8)。

降臨節第1主日の説教


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